率直に言おう。本作におけるテクノ色は、輝ける巨大な岩盤の頂に積もったささやかな塵(ちり)に過ぎない。その岩盤とは濃密かつ麻薬のごときロックンロールのことで、他にこの分野でそうした偉業を成しとげたバンドはスマッシングパンプキンズしかない。オーディエンスの主流は斬新(ざんしん)さだけでなく親近感も求めているものである。
本作はポップカルチャーの柔軟性にもとづいたウォーホール的な方法論を用い、バンドの特徴である果敢な実験性を駆使することで新しい音色を巧みに融合させている。「Discotheque」は高揚感あふれるオープニング曲であり、「Staring at the Sun」は共通点の多い新興バンドであるオアシスの「Wonderwall」への解答である。また「If God Will Send His Angels」ではさまざまな要素を組み合わせて賛美歌をつくりだしている。本作において過渡期のU2は頂点に達している。(Jeff Bateman, Amazon.com)

 ・ amazon : Pop (1997)

 ・ Google Play Music : Pop (1997)

 ・ レコチョク Best : 08. Pop (1997)

 ・ Spotify : Pop (1997)